夙川散歩

季節を感じてリズムを感じて

歯磨き粉の選び方(2)クリニカ アドバンテージ コートジェル



f:id:ufo1980shadou:20190322165233j:imagef:id:ufo1980shadou:20190423123738j:imageゼリーのような見た目です。

 

成分
湿潤剤    ソルビット液、プロピレングリコール
粘度調整剤    無水ケイ酸、ポリアクリル酸Na
可溶化剤   POE硬化ヒマシ油
粘結剤   キサンタンガム(増粘多糖類)、アルギン酸Na
香味剤   香料(マイルドミントタイプ)、サッカリンNa
薬用成分   フッ化ナトリウム(フッ素として1450ppm)、塩化セチルピリジニウム(CPC)
コーティング剤   ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド
 いろいろ入っていますね。少しずつ特徴を見ていきましょう。まずゼリーのような感触を出すために入れられるものが多いのに気づきます。ポリアクリル酸Naは、水を保水する様々な用途に使われていて、例えばビー玉のような形で園芸用品として売られています。アルギン酸Naは、海藻の粘り気の成分で、歯科の型を取る材料ですし、人造イクラにも使われています。ソルビットはわらび餅にも入ってましたかね?コーティング剤は馴染みのない名ですが、セルロースということから水に溶けない被膜を作り、フッ素を歯の表面に留めておくものでしょう。研磨剤は入っていませんし、発泡剤もなしです。食後三回磨いた後、寝る前に歯をフッ素でガードしようというコンセプトのもとに、すすぎが一回でも口の中が気持ち悪くならないように考えられています。昔の高濃度のフッ素剤は、なんとも言えない味がしたのですが、これはまったくしません。これらの成分と香料が、それを押さえて込んでいるのであればたいしたものです。フッ素濃度は上限の1450ppm。私は職業柄、日に何度も歯を磨きます。歯肉の退縮が気になっているので、これはいいのじゃないかと思って結構愛用してます。