夙川散歩

季節を感じてリズムを感じて

春はいつ

通勤路に木蓮の木があります。去年は早く咲いたような?二月の下旬には見頃でした。

今年も蕾が膨らんでいます。

高塚公園の蝋梅も咲き始めていい香りがします。寒さはまだまだ続きますが歩くにはいい季節です。

突発性難聴になり、めまいから食欲が少し落ちました。ただ無駄に食べていたのが減っただけかもしれません。

3キロほど減りましたが、歩き続けたせいか、お腹周りだけ落ちたので喜んでいます。

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我が家の猫

ノアという保護猫が家に来て、もうすぐ三年になります。シャム猫のクオーターですが、柄は日本猫です。メス猫のせいでしょうか、あまりベタベタとして来ません。家族とは程よい距離を保っています。岩合さんの猫の番組は必死になって見てます。友達が欲しいのでしょうか。

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歴史の本(2)

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前回のブログに書いた本にショックを受けて、ある事を思い出しました。

英会話に通っていた時の話です。私は古墳が好きなので、説明をするのに古代の都と言いたくてancient を使いました。するとアメリカ人の先生が、「日本にはancient はないよね」

と言われました。続けて「中国にはあるよね」と言います。

私の感覚では奈良時代以前は古代と表現していたので、この言葉は意外でした。

どうも世界史ではローマの滅亡以前が古代という概念のようです。

しかも先生の話を聞くとcivilization ,つまり他国に影響を与えた文明に対して使う言葉だというニュアンスでした。

先生は特に世界史が専門ではない若い女性です。カウンセリングをやっておられました。彼女が特殊で、個人的な見方をしているとは私には思えませんでした。

欧米人の日本観というものがどういうものか、私の乏しい経験からは分かりませんが、伝統芸能やアニメカルチャーはともかく、例えば経済学などの基本的な理念の発表に関して、受け入れられるのは難しいだろうなぁと思います。

歴史の本

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世界史がどうも頭に入りません。読んだそばから忘れてしまう気がします。

そこで発想を変えてみました。

やはりヨーロッパの歴史はヨーロッパ人に聞くのが一番じゃないか。

そこで、ベストセラーになったというこの本に取り組みます。

著者はJohn Hirst, オーストリア出身の方だそうです。

のっけからかましてくれます。引用してみましょう。

 

「ヨーロッパの文明はきわめて独特である。なぜなら、その文明をそれ以外の世界に強要してきたただひとつの文明だからである。征服と入植によって、あるいは経済の力か知の力によって、そして誰もが欲するモノの存在によって、『押し付け』は達成された。今日では地球上のすべての国が、ヨーロッパ文明から生まれた科学的発見とテクノロジーを用いている。そして科学とはヨーロッパの発明品なのであった。」

 

強烈な自意識ですね。ヨーロッパ、アメリカ人の本音を見た気がします。かねてから洋画の中の日本人の描き方がなかなか変わらないのを不審に思っていたのですが、腑に落ちました。

 

このあとヨーロッパを作った3つの柱、ギリシャ•ローマ、キリスト教、ゲルマン戦士の紹介に移ります。紀元前5世紀に物質の本質とは何かと考えたギリシャ人のことを考えると、悔しいですが日本の古代を持ち出しても議論にはならないでしょう。今日でも技術的に優れたハイブリッドが認められないのはこういうあたりが関係しているのでしょうか。