すだちのかき氷
スダチのかき氷
徳島大学歯学部は、駅から離れた蔵本という所にあります。いつもはJRかバスでー行きます。今回は市街を廻って見たくて、レンタサイクルを借りました。
駅前から、もう寂れてしまった繁華街を通ると、60、70年代に建てられたのでしょうか、私の好きなテイストで凝った建築がちらほらと残っています。学生生活を過ごしただけで、徳島の暮らしに触れていなかった身には、勝手な妄想のノスタルジアが迫って来ます。ここでどんな暮らしがあったのだろう。その頃僕は何をしていたんだろう?
生地屋さんが集まっている通りを過ぎて、眉山の山麓沿いに西に向かいます。左手に上までつづく立派な階段があります。これが諏訪神社でした。
徳島は、目に付く市街地には神社が少ないと感じてました。それが戦災に依るのか、近世まで海だったのかは分かりませんが、こうして眉山近くにはいくつも社があるようです。
急な階段を登ると本当に気持ちの良いところです。こんなとこも知らなかったなんて、私は学生時代何をしていたのでしょうか。
石段を降りて、ネットで見た事のある、あんみつ姫というお店に入りました。昼食前で悩んだのですが、かき氷を食べてしまいました。しかしこのスダチ氷は素晴らしい。私は甘いメロンミルクなどを好んでいたのですが、この清々しさは、眼から鱗です。蕎麦に乗っているスダチはすぐに香りが飛ぶし、必ずしも蕎麦とマッチすると思えないのですがこれは違います。最後まで鮮烈さが消えず堪能しました。